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2017-04-19

肥満にならないための食事時の2つの秘訣

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夕食中はTVのスイッチを入れず、家で料理した食事を食べる人は、肥満になりにくいようだ。けれども家での食事の頻度と肥満の間には明確な関連をみつけられなかった、と米国オハイオ州立大学の研究チームは報告している。

今回の調査では、家庭での食事中にTVやビデオを決して観ないと答えた人は、いつもTVかビデオを観ると答えた人に比べて、肥満の割合が顕著に低かった。家の食事は全て家で料理していると答えた人も、そうでない人に比べて、肥満の割合は低かったという。

「家でどれくらいの頻度で食べるかということは最も大事なことではないようです。それより何を食べるのか、食べるときにどうするのか、といったことのほうが重要であるようです」と筆頭研究者のレイチェル・チューミン博士は語っている。

「これは食事中にどうすべきかを真剣に考えることの重要性を明らかにするものです。TVのスイッチを切って食事をすべきなのか、食事は自分で作るべきなのかどうか」とチューミン博士は言う。今回の研究結果は、博士が主任研究者のサラ・アンダーソン准教授と共に、学位論文の一部として実施したものが元になっている。

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「この新研究が示唆しているのは、家庭の食事の構造が、食事頻度よりも重要であることです」とアンダーソン准教授は語っている。「週に1-2回しか家で食事をしない人は、毎日家で食事をする人に比べて肥満である確率が高いです。でも家での食事回数に関わらず、食事中にTVを観ず、料理を自分で作る人が肥満である確率は低かったのです。」

今回研究チームは、家で料理することと食事中にTVやビデオを観ないこと、という二つの健康的な習慣を常に実践する大人は肥満になりにくいことを証明したが、それは「オール・オア・ナッシング(全か無か)の選択ではありません」とチューミン博士は言う。

「家庭では守らなければならないことが多くあり、家族はいつも正しいことをしなければいけないというプレッシャーを感じています。でも本研究は、家での食事の頻度には関係なく、こうした習慣が有益である可能性があることを示しています。」

illust_130 家での食事の頻度が太るかどうかに関係ないとはいっても、それは家族との食事の他の健康効果まで否定しているわけではない、とチューミン博士は述べている。

子供や十代を対象にした研究では、家族との食事の頻度が高いほど食事の質が高まり、子供が肥満しにくくなることが報告されている。別の研究では、食事中にTVを観る十代の食事の質は低い傾向になることも報告されている。

これまで成人の大規模集団を対象に、食事時の習慣や食事頻度と健康の関係を調べた研究はほとんどなかったという。

研究チームは、2012年にオハイオ州で12,842名を対象に電話調査を実施した。参加者は全員調査に先立つ週に少なくとも1回は家庭で食事を摂った者に限定した。肥満は、BMIが30以上の者とした(日本では25以上)。

対象者の半数以上が、ほぼ毎日家で食事をしていた。35%が数日と答え、13%は1-2日であった。対象者の3分の1は肥満者だった。約3分の1が家での食事中にTVやビデオを観ると答えたが、36%は決して観ないと回答した。

調査データは、対象者の雇用、婚姻、人種、学歴、年齢などを考慮して解析された。本研究は、調査時点での行動と体重に基づくものなので、食事習慣と体重の間の因果的な関係を立証するものではない、と研究チームは附言している。

出典は『栄養食事療法アカデミー雑誌』

監修・執筆 和気奈津彦(わけ なつひこ、薬学博士)
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