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2020-05-28

在宅で健康に過ごすには、立って動いて良く眠ること

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家にいるとどうしても座位中心の生活になりがちだが、ときどき立って身体を動かすだけでも心身の健康維持には役立つようだ、という米国アイオワ州立大学の研究結果が発表された。

研究チームは、パンデミックで今まで以上に多くなった座位時間を、睡眠や軽い身体活動に置き換えることで、ストレスが軽減され、気持ちも上向き、体重も減らせることを発見したという。筆頭著者のジェイコブ・メイヤー助教授によれば、家にこもっていても、電話中に家中を歩き回る、立って夕食の準備をする、といった軽度の身体活動は十分可能だと述べている。

「こうしたちょっとした動きを身体活動と考えない人もいます」とメイヤー助教授は言う。「確かに、フィットネスクラブへ行くのに比べて運動強度がかなり低いのは事実ですが、長時間座り続けている状態を中断することにはそれなりの効果があります。」

研究チームは、南カリフォルニア大学で実施されたエネルギーバランス研究のデータを解析した。21-35歳の参加者は、10日間にわたって、腕時計型の身体活動量計を装着してエネルギー消費を測定した。「これらのデータによって睡眠、身体活動、座位時間を自己申告よりも正確に測定することができました」とメイヤー助教授は説明する。

さらに軽い身体活動だけでなく、中強度から高強度の運動もすれば、体脂肪を減らせ、BMIを下げられることも研究チームは明らかにした。だがメイヤー助教授は、ちょっとした変化のほうが続けやすいのでお薦めだとしている。

「大きな変化でなく、できそうだと感じられる行動変容の方が実行するのが容易でしょう」とメイヤー助教授は言う。「座位時間を家事やその他の軽い身体活動に置き換えることは、毎日1時間走るよりも、明らかにずっと続けられそうだと思いませんか。」

より多く眠るというのも簡単に実行できるもうひとつの手段である。深夜にテレビを観る代わりに早めに就寝して早起きすることには、身体の回復を助け、いくつもの良いことがある、とメイヤー助教授は言う。眠ることは、あなたが潜在的に心身に悪い行動を取ることを防ぐという意味でも重要である。たとえば、深夜のテレビ視聴にはジャンクフードがつきものである。

研究では、これらのちょっとした変化が、それをしている現在の気分を上向かせるだけでなく、軽い身体活動は1年後にもその有効性が持続することも明らかにされた。本研究はCOVID-19パンデミックが始まる前に実施されものだが、この結果は物理的に他人から切り離されることを余儀なくされ、精神衛生上の懸念が高まっている今、非常にタイムリーなものになった、とメイヤー助教授は語っている。

「現在起こっているすべてのことの中で、心を健康に保つためにわたしたちが自分で制御できることのひとつではないでしょうか」とメイヤー助教授は述べている。

研究チームでは、今回のパンデミックによる外出自粛の要請に伴う身体活動や座位時間の変化を調査しており、予備的な解析によれば、身体活動量は32%も低下していたという。

出典は『米国予防医学雑誌

監修・執筆 和気奈津彦(わけ なつひこ、薬学博士)
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