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2019-06-17

十代になっても野菜・果物を食べない好き嫌いの多い子供

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好き嫌いの激しい子供は、十代になっても、甘いものばかり食べて野菜や果物を食べない傾向があるようだ、という英国ブリストル大学の研究結果が発表された。

幼児期の偏食は、よく知られた現象であり、食わず嫌いや特定の食品ばかりを好む子供は多い。親にとっては、心配の種でもあり、好き嫌いをなくそうと様々な工夫を重ねるものだが、多くは自然に解消されていくものだと考えられていた。

ところが、今回の食事摂取頻度を調査した研究によれば、3歳の時点で好き嫌いの激しかった子供とそうでなかった子供の違いは、10歳になっても同様に見られ、13歳になると収まってくるが、それでも依然として違いが残っていることがわかったという。

研究チームは、英国のエイボン親子縦断研究(ALSPAC)の13,988組の母子を対象に、2歳から5歳までの調査で、好き嫌いの激しい子供とそうでない子供を分類した。さらに、子供が3歳、10歳、13歳の時の食事調査データを用いて検討を行った。

その結果、3歳の時点における食事調査から得られた、好き嫌いの激しい子供とそうでない子供の栄養摂取量の違いは、10歳になっても残っていることが明らかになったという。好き嫌いの激しい子供は、たんぱく質の摂取量が5%少なく、食物繊維が7%少なく、さらに肉は15%、果物は10%、野菜はなんと33%少なかった。逆に砂糖の摂取量は9%多かった。

13歳の時点でも、野菜が23%少なく、果物が14%、肉が8%少なく、砂糖は11%多かった。3歳からずっと好き嫌いが継続している子の場合には、摂取量の差がより顕著であったという。

主任研究者のキャロライン・テイラー博士は、次のようにコメントしている。

「私たちは、3歳児の好き嫌いが一般的な現象であることを知っており、通常それは小学校に行く年齢になれば自然と解消されていくものだと考えています。けれども、実際に子供たちが十代になってどうなるかは、ほとんどわかっていませんでした。」

「確かに、10歳と13歳における栄養摂取量を計算するとその違いはわずかであり、子供の成長や健康に影響を及ぼすことは考えにくいといえます。けれども、野菜と果物を食べない傾向は、好き嫌いのなかった子供でもみられるのです。私は両親のために、子供が食品の選択肢を広げ、より健康的な食生活を送れるようなサポートをする必要があるのではないかと思います。」

「就学前の子供のいる両親が使えるような方法が必要でしょう。特に好き嫌いが激しくなりそうな子供を見つけ出せる助けになるようなツールが開発できれば、早いうちから特別な支援をすることが可能になるでしょう。」

出典は『栄養素』

監修・執筆 和気奈津彦(わけ なつひこ、薬学博士)
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