2011/06/16
Vol.1
厚生労働省の統計(2009年国民健康・栄養調査)では我が国の20代女性の22.3%、30代女性の14.3%が「やせ過ぎ」と判定されており、先進国に比べて「やせ」の比率が圧倒的に高いことが指摘されています。
その影響は、女性自身の健康面だけにととまらず将来、生活習慣病リスクの高い低出生体重児の増加を招いているといわれます。
弊社ではこうした背景から、全国の20~40代の女性を対象に、「ダイエットに関する意識調査」を実施いたしました。 ※なお本調査は、インターネット調査会社のマクロミルに委託し実施されたものです。 |
調査方法 | インターネットリサーチ |
---|---|
調査地域 | 全国 |
調査対象 | 20歳以上49歳以下の女性 |
有効回答数 | 309人(20代103人、30代103人、40代103人) |
調査日時 | 2011年5月18日~19日 |
調査機関 | 株式会社マクロミル |
20~40代の女性にダイエットの経験と、挑戦したダイエット方法を尋ねたところ、ダイエット経験者は約86%。「食事制限」「運動」に加えて20代では「お風呂」、30代では「運動器具」の使用経験が多いようです。 |
ダイエット経験のある女性は約86%
20~40代の女性にダイエットの経験と、挑戦したダイエット方法を尋ねたところ、ダイエット経験者は86.4%。
そのうち、ダイエット方法に関しては73%が「食事制限」、68%が「運動」、36%が「ダイエット食品」、
31%が「サプリメント」を利用してダイエットをしたことがあると回答しました。
ダイエット経験者は8割以上、全年代を通して「食事制限」と「運動」が基本
ダイエット方法では全年代で食事制限、身体を動かす(運動)の回答が多く挙げられました。
年代別では、20代ではお風呂を利用したダイエットが多く、40代では、運動やお風呂などの回答が比較的低く、ダイエットの経験がないと回答した女性が他年代と比べ一番多く見られました。
また30代では運動と共に、ダイエット器具を用いたダイエットの回答が他年代より多く、食だけでなく運動を通じた痩身志向を高く持っているという傾向が見られました。
ダイエットをする目的について尋ねたところ、1位「美容」、2位「健康」、3位「お洒落」、4位「恋愛」のために、今よりも痩せたいと考えていると回答しました。20代では、「美容」「恋愛」の割合が多く、40代では「健康」を求める方が多いという傾向が見られます。 |
ダイエットの3大目的は、「美容」・「健康」・「お洒落」
ダイエットをする目的について尋ねたところ、76%が「美容」、65%が「健康」、64%が「お洒落」のため、
22%が「恋愛」のために、今よりも痩せたいと考えていると回答しました。
ダイエットの主たる目的は外見から健康管理へ年代を経るごとに変化する
20代・30代・40代のそれぞれの回答に特徴が現れました。
20代では「美容のため」、「おしゃれのため」、「恋愛のため」という回答が多く、その反面「健康のため」という回答は全年代で最も低くなっています。
40代では「健康のため」という回答が最も多く、以下「美容のため」、「おしゃれのため」となり、「恋愛のため」の回答は全年代で最も低くなっています。
30代は、20代・40代の中間あたりの回答となっております。痩せる・ダイエットするという行為は同じでもその目的は、年代を経るごとに外見的な問題から、健康的な問題へと変化していくようです。
ダイエット時の減量の目標について尋ねたところ最も多かったのが、「3~4kg」。次いで多いのが「5~6kg」となりました。年齢別では20代よりも40代の方が、ダイエットの目標を高く設定する傾向があるようです。 |
9割の女性が、現状より痩せたいという願望を持つ。女性の2人に1人が現在より3~6kg痩せたいと考えている
ダイエット時の減量の目標について尋ねたところ最も多かったのが、「3~4kg」という回答の30.7%。
次いで多いのが「5~6kg」の21.0%。また、10%の女性が現在より「痩せたいとは思っていない」という回答をしています。
年齢が上がるほど減量目標は高まる傾向がある。
年代別の傾向を見ると、20代では「1~2kg」、「3~4kg」の回答が多く、30代では「2~3kg」、「5~6kg」の回答が多くなっています。
40代になると「3~4kg」という目標は他の年代と比べて25.2%と最も少なく、「9~10kg」が13.6%となっています。このことから、ダイエットによる減量目標は、年齢が上になるほど高くなっていくようです。
理想のスタイルをもつ有名女性タレントについて尋ねたところ、1位が「藤原紀香さん」、2位が「米倉涼子さん」3位が「安室奈美恵さん」と「松嶋菜々子さん」を理想のプロポーションを持つ女性として回答しました。 |
全年齢を通した理想のプロポーションの代表は藤原紀香さん
ダイエットに関連して、理想的なスタイルとしてあこがれる有名女性タレントを訪ねたところ、全年代で高い人気を誇っていたのが1位「藤原紀香さん(11.0%)」、2位「米倉涼子さん(5.8%)」、3位「安室奈美恵さん(4.2%)」、「松嶋菜々子さん(4.2%)」となりました。
20代と30代以降で、理想とするプロポーションが異なる
理想のプロポーションをもつ女性に関するアンケートの回答を年代別に見てみると、
20代では「安室奈美恵さん(9.7%)」が1位、続いて2位が「藤原紀香さん(6.8%)」、「綾瀬はるかさん(5.8%)」となりました。
一方で30代では1位が「藤原紀香さん(13.6%)」、2位が「米倉涼子さん(6.8%)」、3位が「松嶋菜々子さん(4.9%)」。
40代は1位「藤原紀香さん(12.6%)」、2位が「米倉涼子さん(8.7%)」3位が「松嶋菜々子さん(5.8%)」となりました。
個別の意見では、20代に「細くてかわいい」という意見が多かったのに対し、30代・40代では「メリハリある」、
「女性らしい」という意見が多く見られました。
■理想のスタイルとして憧れる有名女性タレント集計表・・・ | 20代 | 30代 | 40代 |
20~40代の女性に健康面での不安を感じているかどうかを尋ねたところ、約97%が健康面に不安を感じていると回答しました。全年齢で「疲れやすい」「肩こり」といった回答が多く、40代では年齢従って現れる健康問題に関する回答も多く寄せられました。 |
現代女性の健康面での悩みは1位「疲れやすい」、2位「肩こり」、3位「視力低下」
20~40代の女性に健康面での不安を感じているかどうかを尋ねたところ、約97%が健康面に不安を感じていると回答しました。
また、具体的な健康面の不安として挙げられた1位は「疲れやすい(59.2%)」、2位は「肩こり(49.8%)」、3位は「視力低下(39.2%)」という結果となりました。
この他「目の疲れ」、「冷え性」、「頭痛・生理痛」、「肌荒れ」などが上位に挙がりました。
全年代を通して、気になっている体調面の不調は「疲れやすさ」と「肩こり」
全年代を通して「疲れやすさ(59%)」と「肩こり(50%)」という回答が最も多く見られました。
年代別では20代では「冷え性」、「便秘気味」、「肌荒れ」の回答が多く、30代では「虫歯や歯周病などお口のトラブル」、「肌荒れ」が多くなっています。
40代では「肌荒れ」や「便秘」、「貧血」等が少なく、「記憶力が低下している」、「更年期障害」などの年齢と共に現れる症状に不安を感じているようです。
「便秘」や「冷え性」、「頭痛・生理痛」、「貧血気味」など、女性特有の症状に関しては年齢が若くなるほど強く不安を感じる傾向があるようです。
【引用・転載に関して】
当サイト内で公開されている各種の調査報や研究資料の一部、もしくは全部を引用・転載して使用する場合は、必ずサイト名・調査・研究機関の明記を行ってください。
例)参照:サン・クロレラ研究サイト『こちら調査室』
URL:http://lab.sunchlorella.co.jp/research/result_01.html
また引用・転載を行う際は、事前に弊社へご一報くださいますようお願いいたします。
【連絡先】
株式会社 サン・クロレラ 広告宣伝部
© SUN CHLORELLA CORP.