【学術情報】
(株)サン・クロレラ研究開発部
2007年12月
一般的に病気は、生体にとって好ましくない情報の伝達によって起きており、これを阻止すれば病気を治すことができます。この情報伝達に重要な役目をしているものとして、酵素と受容体があり、病気との関係については、既に多くの研究データがあります。
一方、クロレラには多くの薬理作用が認められており、酵素と受容体への作用を調べることによって、さらに、その作用メカニズムを知ることができます。その結果は、既に論文として(2004年の「Journal of Medicinal Food:Vol.7 No.2」に掲載)発表されていますが、この度、次の2つの作用が特許として認可されましたので、お知らせいたします。
1.チロシンホスファターゼ阻害剤
この酵素は数種類知られており、様々な免疫反応に大きく関わっています。この酵素を阻害することによって、自己免疫疾患、乳がん、卵巣がんなどへの効果が期待されます。
2.マトリックスメタロプロテアーゼ阻害剤
この酵素も数種類が知られおり、細胞と細胞の接着を弱める働きがあります。この酵素を阻害することによってがんの浸潤、リューマチ、自己免疫疾患、歯周病、組織潰瘍などへの効果が期待されます。
論文の解説につきましては、下記をご覧下さい。
クロレラのプロテインチロシンフォスファターゼ、マトリックスメタロプロテアーゼ、カスパーゼ、 サイトカイン遊離、B・T細胞の増殖、ホルボールエステル受容体結合への作用
※この情報は、学術雑誌や学会において発表された内容の掲載であり、商品の販売促進を目的とするものではありません。
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