Archive for the ‘index自然素材リスト’ Category

アスタキサンチンとは

木曜日, 7月 9th, 2015

アスタキサンチンとはサケやオキアミに含まれる赤橙色の色素。

アスタキサンチンとはサケやオキアミに含まれる赤橙色の色素で、カロテノイドのキサントフィル類に分類されます。アスタキサンチン(Astaxanthin)という名前は初めて発見されたアメリカザリガニ(Astacus gammarus L)より付けられました。

p_01

p_02 p_03

アスタキサンチンの抽出原料は現在ヘマトコッカス藻(Haematococcus pluvialis)が主流となっています。ヘマトコッカス藻は緑藻の一種で通常緑色をしていますが培養条件を過酷にすることで自らの身を守るためのアスタキサンチンを作り出し、外観も赤色に変化します。このタイミングでアスタキサンチンを抽出することで効率的に生産できるのです。

このページのトップへ

アスタキサンチンの安全性

古くより我々はサケやタイなどからアスタキサンチンを体内に取り入れてきました。
アスタキサンチン単独での安全性については、もちろん確認されていますが、これまでの食経験からもその安全性は高いと考えています。

このページのトップへ

アスタキサンチン安全性試験文献

  • 西川善之, 峰中美治, 一村美香 : 実験動物に対するカロテノイド類(β-カロテン, アスタキサンチン)供与の生理・生化学的効果について, 甲子園大学紀要、栄養学部編, 25, 19-25, 1997.
  • 小野敦、関田清司、斉藤実、梅村隆志、小川幸男、降矢強、金子豊蔵、井上達 : ヘマトコッカス藻色素のF334ラットによる13週間反復混餌投与毒性試験, 国立医薬品食品衛生研究所報告, 117, 91-98, 1999.
  • Seki,T., Sueki,H., Kouno,H., Suganuma,K., Yamashita,E.:Effects of astaxanthin from Haematococcus pluvialis on human skin, Fragrance J., 29, 98-103, 2001.
  • Spiller,G.A., Dewell,A.: Safety of an Astaxanthin-Rich Haematococcus pluvialis Algal Extract : A Randomized Clinical Trial, J. Med. Food, 6, 51-56, 2003.
  • 高橋二郎、塚原寛樹、湊貞正 : ヘマトコッカス藻アスタキサンチンの毒性試験?Ames試験、ラット単回投与毒性試験、ラット90日反復経口投与亜慢性毒性試験―, 臨床医薬, 20, 867-881, 2004.
  • 塚原寛樹、福原育夫、竹原功 : アスタキサンチン含有ソフトカプセル食品の健常成人に対する長期摂取における安全性の検討, 健康・栄養食品研究, 8, 1-11, 2005.
  • 大神一浩、白取謙治、新田卓也、新明康弘、陳 進輝、吉田和彦、塚原寛樹、大野重昭: アスタキサンチンの過剰摂取による安全性の検討, 臨床医薬, 21(6), 651-659, 2005.

このページのトップへ

アガリクスとは

木曜日, 7月 9th, 2015

1965年、ブラジルから三重大学の岩出亥之助博士宛に送られてきたのが始まり

p_01アガリクス・ブラゼイ(ヒメマツタケ) 1965年、ブラジルから三重大学の岩出亥之助博士宛に送られてきたキノコがアガリクス・ブラゼイです。まず、岩出博士はそのキノコの人工栽培に挑戦し、試行錯誤の末、
10年後の1975年に世界で初めて大量生産を可能にしました。栽培したキノコを試食してもらったところ、親類のガンが治ったという人が現れました。その話が、同じ三重大学で各種キノコの抗ガン試験を行っていた伊藤均博士の耳に入り、その真偽を確認すべく、早速試験を実施。その結果が1980年の日本癌学会で発表され、世に知られるようになったのです。
その後に学名が分かり1982年に学名アガリクス・ブラゼイ・ムリル、正式和名ヒメマツタケの名前で論文に掲載されました。
以後、伊藤博士は現在に至るまで80数報の論文を発表しています。
p_02

このページのトップへ

研究、栽培の歴史が一番長い岩出101株

長年に亘り、数多くのキノコについて研究してきた伊藤博士が、惚れ込んだアガリクス・ブラゼイ(ヒメマツタケ)ですが、キノコは突然変異し易く、栽培環境によって成分も変化します。

最適な栽培条件を確認し、突然変異が起こらないような栽培システムによってつくられたのが、アガリクス・ブラゼイ岩出101株で、最も長い研究と栽培の歴史があります。

aga

p_03

このページのトップへ

臨床試験は行われているのか?

医学会の重鎮である野本亀久雄博士は、日々黎明塾というNPOを立ち上げ、末期がん患者に対する臨床試験を実施しました。数多くあるアガリクス・ブラゼイ(ヒメマツタケ)の中で、野本博士が選んだのは、岩出101株です。

その結果については、日々黎明塾のホームページ(http://www.hibireimei.com/hm.pdf)をご参照下さい。

このページのトップへ

アガリクスについての誤解

一般的に「アガリクス」と呼ばれているのは数百種類ものキノコからなる「ハラタケ属」の総称で食用として知られるマッシュルームも学名は、Agaricus bisporus(Lange)Sing.とされ、この仲間に入ります。

その中の1つであるアガリクス・ブラゼイ(ヒメマツタケ)には、多数の研究・報告がなされていますが、すべての「アガリクス」において同様とはいえません。キノコの成分は、菌株(種菌)や栽培方法、産地などで大きく差が出てきます。学会でその有用性が多く報告されているものはアガリクス・ブラゼイ(ヒメマツタケ)に関するものなのです。アガリクス・ブラゼイ(ヒメマツタケ)の多糖体である
β-(1→6)-D-グルカンは、他のキノコよりも多くのたんぱく質と結合しており消化管から体内への吸収が良く、食べたり煎じて飲んでも吸収できるのです。体内に吸収されなければ、どんなに良い成分を含んでいても無意味なのです。
p_02

このページのトップへ

安全性について

2006年2月に厚生労働省よりあるアガリクス製品の一つに発ガンプロモーション作用があると発表されました。
その後の調査では、他の製品には問題がないことがわかったものの、「アガリクスは危険」という先走った報道により市場は混乱状態となりました。

ここで正しくご理解いただきたいのは、
『発ガンプロモーション作用があったのは1社の製品のみであること』です。品質管理・安全性試験がなされている原料では何ら心配はありません。特に岩出101株は、栽培条件の設定から安全性に至るまでしっかりとした管理が行われています。
p_06

このページのトップへ

エゾウコギとは

木曜日, 7月 9th, 2015

エゾウコギは、高麗人参と同じウコギ科に属し、2〜3メートルほどに成長する落葉灌木です。

p_011エゾウコギ 自生 エゾウコギは、高麗人参と同じウコギ科に属し、
学名 Acanthopanax senticosus Harms または Eleutherococcus senticosus と呼ばれ、2〜3メートルほどに成長する落葉灌木です。
4〜5月に芽吹き、7〜8月に花を咲かせ、9〜10月に実をつけます。種子による繁殖は少なく、地表近くを水平に這う地下茎によって繁殖します。
枝は灰褐色で、若い時には幹に下向きのトゲがありますが、成長すると無くなります。
p_021

p_031エゾウコギ 花

北海道の東部やシベリアや樺太、中国など、厳寒のごく限られた地域にのみ自生しています。

 

このページのトップへ

成分とはたらきおよび安全性

エゾウコギの根、茎、枝、葉には数多くの成分が含まれている事が分かっています。
主な成分はエレウテロサイドと呼ばれているもので、A・B・C・D・E・F・Gの7種類が含まれています。

p_07 その他の成分としては、イソフラキシジンやクロロゲン酸、ジカフェオイルキナ酸、ビタミンA、B1、B2、Cなど16種類以上の成分を挙げることができます。

これら成分が研究され、オリンピック選手や宇宙飛行士などが愛用していたことでも知られています。 p_081

このページのトップへ

クロレラとは

木曜日, 7月 9th, 2015

「クロレラ」その名前を知らない人は、ほとんどいないのではないでしょうか?

以前、農林水産省が実施した栄養補助食品などの認知度調査の結果では「クロレラ」の名称を知らない人の割合は、わずか1%となっており、その認知度はきわめて高くなっています。流行り廃りの激しい健康食品の中で、40年以上にわたり、健康食品として愛用され続けているクロレラ。話題性を追いかけるテレビや雑誌などで最近は取り上げられることがあまりないにも関わらず、なぜクロレラの知名度はこれほどまでに高いのか。健康食材の売上の面でも、ずっとトップグループに位置しているのはなぜか。

クロレラは、愛用者の方々による口コミによって広まっていると考えられます。

p_01

このページのトップへ

科学的なアプローチから確認されたその機能性。

p_02 クロレラのような食品のはたらきを考える場合、成分の複合性、成分間の相互のはたらきを考慮しなければなりませんが、単一成分である医薬品を評価するために考えられた従来の生理・生化学的方法や分子・細胞生物学的手法ではこれら食品素材のもつはたらきについては、ある一面しか評価できないという問題がありました。これらの問題を解決できると近年注目されているのが「ニュートリゲノミクス」と呼ばれる手法です。
ニュートリゲノミクスは、食品を摂取した際に結果としておこる遺伝子発現の変化を網羅的に解析、評価するため、食品成分の複合性、成分間相互のはたらきを十分考慮できる評価システムです。 p_03

当研究グループでは、健康食品としていち早くこのニュートリゲノミクスの手法を用いた研究に着手し、その成果を「クロレラ飲用に伴う遺伝子発現解析:生活習慣病予備群と健常者群の比較解析 – 第60回日本栄養・食糧学会大会 (2006年)」や自然発症肥満マウスを用いた抗肥満作用に関し検討した「クロレラのメタボリックシンドロームへの効果を確認 – 第81回日本薬理学会年会(2008年)
などを発表致しました。

このページのトップへ

解明しきれない本当の魅力。

クロレラは、なぜ良いのか?何に良いのか?クロレラに含まれるどの成分が良いのか?
クロレラの専門家と自負する私たちサン・クロレラ研究グループにも、残念ながらこれらの疑問のすべてにお答えすることは今のところできません。

p_05 これは、クロレラが医薬品のように薬効成分だけを合成または分離精製して作られたものではなく、自然界の「生命」そのものを食しているのですから既知の成分だけではなく、まだまだ知られていない成分も含め複数の成分があると考えられるために、メカニズムが解明できない理由となっています。

 

また、一物全体食という言葉通り自然の食材には、それなりに内部の調和、平衡が保たれていますので、全体に食べることにより健康の維持に必要な成分が、過不足なく吸収できるのです。我々の研究の中で、クロレラがクラミドモナスと分岐したのは約5.4億年前であることが分かりました。その悠久の歴史から見れば、誕生して700万年とも言われている人類の歴史は短く、その人類がクロレラのすべてを最新の科学技術でも解明できないことはご理解いただけるのではないでしょうか。 p_06

p_07

 

このページのトップへ

クロレラの安全性

現在、安全性を含めた健康食品のあり方に関する検討が官民を挙げて取り組まれています。
クロレラは、健康食品として半世紀近くも飲用され、その食経験が非常に長い上に安全性試験も実施されております。

p_08

このページのトップへ