2013/07/17
30代男性というといわゆる働き盛りで、体力に任せて盛り立てたり気力で乗り切ったりして、忙しい毎日を遣り繰りしている方も多いのではないでしょうか。
40代以降になると、背負う責任が増し、それまでとはまた違った重圧を感じる中で、イメージ通りに体が動いてくれないもどかしさを強く実感し始めるようです。そのため、気力だけではなく身体的なメンテナンスが本格的に必要となってきます。2008年4月より、特定健康診査・特定保健指導、いわゆるメタボ健診が開始されました。以前は女性と比べると健康に対する意識が低かった男性も、「メタボリック症候群」という言葉が大衆性を獲得するにつれて健康に対する意識が高まってきています。 |
最近では男性向けダイエット商品なども次々発売されていることからも、男性も健康にお金をかけるようになったということがわかりますね。
『こちら調査室』のデータによりますと、成人男性で「健康だ」と答える方が大幅に減少するのが30代から40代にかけて。また、健康診断の結果から保健指導対象者が一気に増加するのも30代から40代にかけてであるという結果が出ています。40代、50代は、自身の体の変化を内からも外からも実感させられる年代と言えるのかもしれません。
年齢が上がるにつれ自身の健康を実感できる人は少なくなる傾向にあります。その中でもわかりやすく境目となる年代がありました。回答を見ていくと、「健康だ(特に不調はない)」と答えた男性は20代で62.1%、30代では58.3%と緩やかに下がりますが、40代では、がくっと39.8%に下がっています。健康に自信がある男性の割合は30代から40代にかけて一気に20%近く減少していて、それはつまり、なんらかの体の不調を感じる人が20%近く増えているということになります。また、健康診断により保健指導の対象となる人の割合が、20代では3.6%、30代では5.3%と10%を切っていますが、40代では一気に20%台に上り、50代では60代よりも高い26.8%と最も多くなりました。この結果を見るに、特に40代を境目として体の変化が顕著に現れてくるようです。 |
欧米では経済状態が良い人ほど健康的な食生活を送っているという研究結果が出ているそうです。やはり体調管理とビジネスの成功とは密接な関係があるということでしょうか。他にも肥満が解雇の原因になるという話も聞きます。ビジネスマンが健康管理をするのは当然のことで、自分の体重をしっかり管理できている人の方が仕事も部下も管理できる能力が高いだろうという発想のようです。またそれだけではなく、健康管理ができている人は常にベストな状態で仕事に臨むことができ、不意に来たチャンスにもピンチにも素早く対応できるという強みがあります。コンディションの悪さや急な休みで周囲に迷惑をかけることもありません。そんな人には安心して仕事を任せられますよね。
長年芸能界のトップに君臨し続けているあの木村拓哉さんが、こんなことを言っていたそうです。「健康であるということはエチケットである」。エチケットとはつまり礼儀作法。礼儀作法とは人間関係や社会生活の秩序を維持するために守るべき行動様式のこと。仕事をしていく上で、健康であるために自己管理をするということは、秩序を守り周囲に迷惑をかけないために最低限必要な努力であるという、仕事に対するプロ意識の高さを感じる言葉ですね。 |
そうは言っても何から手をつければいいのか…とお悩みの方には、自身の体調を数値化して管理されることをオススメします。体重や血圧、ウエストや体脂肪など、自宅でも手軽に計測できる数値を毎日記録して健康管理に役立てるのです。もちろんあまり項目が多いと続けるのも大変なので、負担のない範囲で計測して手帳や日記に書き込んでおけば、自分がどんなときに体調を崩しやすいか、重要な場面でベストでいられたかなど自己反省のきっかけにもなります。自身の体質やウィークポイントを知ることで、日常的に健康に対する意識を高めていきましょう。
『こちら調査室』によりますと、体の不調を実感し始める40代以降からの運動習慣、50代以降からのサプリメント飲用が多くなる傾向が見られます。このことからもわかるように、不調を感じて初めて自分の体について意識し始めるという方は多いのではないでしょうか。しかし、健康を実感しているときから先手を打って予防的に管理をすることで、体調を崩しにくくする、また不調を感じてもすぐに回復できる方法を身につけ、そのための体作りをするなど、自分の体を知っておくことが踏ん張れる自信につながるのです。20代30代とがむしゃらにやってきた仕事が評価され、年齢を重ねるごとに増える責任や重圧にも耐え、家族のためにまだまだもう一踏ん張りと気合を入れなおす40代50代のビジネスマンのみなさん。自分の生活の充実のためにも、大切な家族のためにも、自分自身の体をしっかり把握し、ベストな状態を保つためにできることをしていこうではありませんか。 |
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