2014/04/25
Vol.8
今回のこちら調査室では「子供の生活習慣に関するアンケート」を実施致しました。
文部科学省の「平成24年度文部科学白書 」にも子供たちが健やかに成長していくためには、適切な運動、調和の取れた食事、十分な休養・睡眠が大切です。しかしながら、最近の子供たちを見ると、「よく体を動かし、よく食べ、よく眠る」という成長期の子供にとって当たり前で必要不可欠である基本的な生活習慣が大きく乱れています。こうした今日の子供の基本的な生活習慣の乱れが、学習意欲や体力、気力の低下の要因の一つとして指摘されています。
幼少期・学童期のお子さまに大切な生活習慣「睡眠」・「食生活」・「適度な運動」は、親御さんの意識や行動に左右されやすいものです。 ※なお本調査は、インターネット調査会社のマクロミルに委託し実施されたものです。 |
調査方法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国 |
調査対象 | 小学生の子供をもつ女性 |
有効回答数 | 618人(20代:12人 30代:274人 40代:312人 50代:20人) お子さまの学年 (男児_小学生低学年:103人/男児_小学生中学年:103人/ 男児_小学生高学年:103人/女児_小学生低学年:103人/ 女児_小学生中学年:103人/女児_小学生高学年:103人) |
調査日時 | 2014年3月27日~28日 |
調査機関 | 株式会社マクロミル |
好んで食べるのもの1位「ラーメン・パスタ」93.2%、2位「うどん・そば」90.9%と麺類が上位を占めました。 嫌いで絶対に食べないもの1位「なす」20.9%、2位「グリーンピース」19.3%となり、嫌いでしぶしぶ食べるものの1位は「グリーンピース」「ピーマン」が33.2%となり、3位は「ネギ」4位「なす」でした。 |
好きな食べ物1位は「ラーメン・パスタ」、嫌いで絶対に食べないもの1位は「なす」。
好んで食べるもの1位は「ラーメン・パスタ」93.2%、2位「うどん・そば」90.9%、3位「肉類」90.3%、4位「白ご飯」90.1%でした。
嫌いでしぶしぶ食べるものでは「ピーマン」「グリーンピース」が33.2%で1位、また3位は「ネギ」31.6% 4位「なす」29.3%となり、全て野菜でした。
嫌いで絶対に食べないものでは、「この中であてはまるものはない」の51.9%を除けば、1位「なす」20.9%、2位「グリーンピース」19.3%、3位「ピーマン」14.7%という結果となりました。
アレルギーはないと答えたのは57.1%となり、42.9%は何らかのアレルギーがあるという結果となりました。 1位は「花粉」26.7%、2位「ハウスダスト」20.7% 3位「ダニ」12.3% でした。 |
アレルギーの1位は「花粉」26.7%、2位「ハウスダスト」20.7%、約43%が何らかのアレルギーを持つと回答。
アレルギーはないと回答した方は57.1%でしたが、42.9%は何らかのアレルギーがあると回答しました。
アレルギーの1位は「花粉」26.7、2位「ハウスダスト」20.7%、3位「ダニ」12.3%の順でした。
朝食を摂る時間と起床時間を尋ねたところ、起床時間は、「6時台」64.6%、「7時台」29.9%と合わせて94.5%となり、朝食を摂る時間は「6時台」37.7%、「7時台」59.1%と合わせて96.8%となり、いずれも6時~7時に集中しており、小学校の始業時間に合わせ規則正しい生活をされているようです。 |
子どもの朝は規則正しい。
朝食を摂る時間と起床時間を尋ねたところ、起床は6時台が64.6% 7時台が29.9%と合わせて94.9%となり、朝食を摂る時間は「6時台」37.7%、「7時台」59.1%と合わせて96.8%となり6時~7時台に集中しました。
夕食を摂る時間は18時台45.5%が最も多く、次いで19時台42.1%となりました。 夕食を食べないことが多いと答えた方はいませんでした。就寝時間は21時台48.9%が最も多く、次いで22時台29.6%となりましたが、23時以降との回答が5%有りました。 |
夕食を摂る時間、就寝時間はバラツキが多い。
夕食を摂る時間は「18時台」45.5%、次いで「19時台」42.1%が多く、就寝時間は「21時台」が48.9%、「22時台」が29.6%となりました。
お子さまの学年別に就寝時間を見てみると年代が上がるにつれ、就寝時間が遅くなるようです。
22時以降に就寝するのは、低学年で14.5%、中学年30.1%となり、高学年では59.2%となりました。
お子さまの平日睡眠時間を尋ねたところ、「8~9時間未満」がもっと多く47.9%、次いで「7~8時間未満」が23.9%となりました。 |
睡眠時間は8~9時間未満が約半数。
最も回答が多かったのは「8~9時間未満」47.9%でした。
お子さまの学年別に睡眠時間を見てみると就寝時間と同じく学年が高いほど睡眠時間が少なくなる傾向になります。また、睡眠時間が成人並の7時間未満と回答したのは、低学年1.5%、中学年5.4%、高学年で8.8%という結果となりました。
習い事について尋ねたところ、1位は「スイミング」24.9%、2位「ピアノ」19.6%、3位「学習塾」18.9%でした。 また、習い事はしていないと答えたのは18.6%でした。 |
習い事の1位は「スイミング」 2位「ピアノ」 3位「学習塾」。小学生の約2割が塾通い。
1位は「スイミング」24.9%、2位「ピアノ」19.6%、3位「学習塾」18.9%、また、習い事はしていないと答えたのは18.6%でした。
お子さまの学年別に見てみると、学習塾は顕著に学年が上がるごとに増え、低学年8.3% 中学年18.4% 高学年30.1%となりました。逆にスイミングや野球、サッカーなどの運動系の習い事は高学年になると減る傾向があります。また、回答個数を算出し、なし/1つ/2つ/3つ以上の分布をみてみますと、「3つ以上」の習い事をしている児童が17%占めていることが分かります。
また男女別に見てみますと、男児は「スイミング」「野球」「サッカー」等スポーツが女児より多く、また女児は「ピアノ」「習字」「英会話」等が男児よりも多い結果となりました。
お子さまの夕食時間が20時以降、就寝時間が22時以降の方に尋ねたところ、夕食の遅くなる理由の1位は「習い事が遅くまである40.0%、2位は「他の家族の帰宅に合わせて夕食をする」33.3%、3位「共働きで夕食を作り始めるのが遅くなる」26.7%でした。 |
就寝時間が遅くなる理由の1位は「テレビを見る」53.7%、2位「パソコンやゲームをしている」35.5%、3位「宿題や勉強をしている」29.9%でした。 |
就寝時間が遅くなる理由1位は「テレビ」、2位「パソコン、ゲーム」
夕食が遅くなる理由として一番回答が多かったのは「習い事が遅くまである」40.0%、次いで「他の家族の帰宅に合わせて夕食をする」33.3%、3位は「共働きで夕食を作り始めるのが遅くなる」26.7%となりました。
就寝時間が遅くなる理由の1位は「テレビを見る」53.7% 2位「パソコンやゲームをしている」35.5%、3位「宿題や勉強をしている」29.9%となりました。
お子さまの健康のために心がけている(実践している)ことや今後直したいと思っている生活習慣を尋ねたところ、心がけている(実践している)ことは、「栄養バランスの良い食事を摂る」が75.1%、次いで「手洗いうがいの励行」73.9%でした。 今後直したいと思っている生活習慣は1位「テレビ・パソコン・ゲームの時間を制限する」31.7%、2位は「家の掃除をこまめにする」28.6%となりました。 |
お子さまの健康のために心がけていること「栄養バランスの良い食事を摂る」が、75.1%
心がけている(実践している)では75.1%が「栄養バランスの良い食事を摂る」と答え、「栄養バランスの良い食事を摂る」ことを今後直したいと答えた方はわずか14.2%となり、「栄養バランスの良い食事を摂る」ことは、心がけて実践出来ていると感じている方が多いようです。
また、「テレビ・パソコン・ゲームの時間を制限する」は、心がけている(実践している)と感じている方は、50.8%で今後直したいでは、最も多い31.7%となりました。
お子さまの「現在の外遊びの回数」と「健康のことを考えると理想的だと思う外遊びの回数」を尋ねたところ、現在の外遊び回数は1~3回が最も多く、理想的だと思う外遊びの回数は4~5回でした。 また、現在の外遊び回数が0回と答えた方は10.0%でした。 |
外遊びを週に一度もしないお子さまは約1割
現在の外遊び回数、は「1~3回」が最も多く、60%と半数以上となりました。また、理想的だと思う外遊びの回数は「4~5回」で、46.0%となりました。また、現在の外遊び回数が0回と答えた方は10.0%でした。
お子さまの生活習慣に関する意識調査では、小学生の子供をもつ女性の意識調査を行いました。
食べ物好き嫌いの質問では、好んで食べるもの1位「ラーメン・パスタ」、2位「うどん、そば」など麺類に人気があり、逆に嫌いなものは1位「なす」、2位「グリンピース」、3位「ピーマン」など野菜類となりました。また、嫌いでしぶしぶ食べるものでも、1位から「グリンピース」「ピーマン」「ネギ」「なす」となり、5位まで野菜が占めました。この結果から、嫌いであっても野菜をなんとか食べさせようとするお母さんの努力が感じられます。アレルギーに関する質問では「アレルギーはない」と答えたのは57.1%。何らかのアレルギーがあると答えた方は42.9%となり、中でも「花粉」が26.7%と多く回答しました。
朝食と起床時間を質問したところ、お子さまの年齢に関係なく、6時台~7時台と答えた方が94.5%と多数を占め、学校の始業時間に間に合うよう規則正しい行動をされている方がほとんどのようです。
夕食と就寝時間について質問したところ、朝と違い回答にバラツキが見られました。低学年よりも中学年、高学年とお子さまの学年が上がるほど、就寝時間が遅くなる傾向があり、高学年では10.7%が23時以降に就寝していると回答がありました。
睡眠時間については、就寝時間と同じく高学年になるほど睡眠時間が少なくなる傾向があります。朝食と起床時間についての質問の結果では6時台~7時台と答えた方が94.5%と多数を占め、起床時間は学校の始業時間に合わせることから、就寝時間が遅くなるにつれ、睡眠時間は短くなるようです。
夕食時間が20時以降、就寝時間が22時以降の方に遅くなる理由を尋ねたところ、夕食が遅くなる理由の1位は「習い事が遅くまである」、2位「他の家族の帰宅に合わせて夕食をする」でした、就寝時間が遅くなる理由としては、1位「テレビを見る」、2位「パソコンやゲームをしている」と回答がありました。
習い事について質問したところ、習い事の1位は男児が「スイミング」、女児が「ピアノ」となりました。学年別でみると、「スイミング」は、低学年では29.1%ですが、高学年では16.0%と少なくなり、「学習塾」は低学年8.3%、高学年では30.1%となりました。全般的に低学年ではスポーツによる「基礎体力作り」、高学年になると「勉強」を重視する傾向が読み取れます。また、「3つ以上」の習い事をしている児童が約17パーセントもいることから、小学生の自由な時間の減少、親の教育費の負担の増加など現代のライフスタイルを感じさせる結果となりました。
お子さまの健康のために心がけている(実践している)ことの1位は「栄養バランスのよい食事を摂る」が75.1%で最も多く、「食事を残さない」67.0%、「好き嫌いをなくす」56.3%と、食事に関することの回答が多く見られました。今後直したいと思っている生活習慣については、「テレビ・パソコン・ゲームの時間を制限する」が1位でした。これは就寝時間が遅くなる理由としても最も多く回答があった1位「テレビを見る」、2位「パソコンやゲームをしている」と共通しておりました。
外遊びの回数(1週間あたり)についての質問では、現在の外遊びの回数は1~3回が最も多く、また1割のお子さまが全く外遊びをしないと回答されました。健康を考えると理想の回数と考えているのは4~5回と回答した方が最も多かった事から考えると現在の生活環境には、子供を外遊びさせにくい要因があると推測されます。これについて、習い事の多さと外遊びの回数で検証しましたが、特に関連性は見つけられませんでした。子供たちの遊びがテレビ、パソコン、ゲームなど屋内での遊びに偏りがちなこと、また環境・治安面から屋外で遊ばせることが難しいことなどが推測されます。
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