2011/11/29
Vol.3
いつの時代、どの年齢の女性にとっても大きな関心事項である“美しさ”。
ルックス・プロポーションの良さはもちろん、近年の健康志向の高まりと共に、身体の中から美しくなろうとする女性も多くなってきました。
しかしこうした傾向とは逆行するように、平成20年の厚生労働省「国民健康・栄養調査」では、現代の20~40代女性が痩せすぎ(低体重)であり、また中年を迎えると肥満がちになるという結果が報告されています。
こうした背景からを踏まえ、サン・クロレラでは、30~50代の女性に「美しさ」に関する調査を実施いたしました。 ※なお本調査は、インターネット調査会社のマクロミルに委託し実施されたものです。 |
調査方法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国 |
調査対象 | 30歳以上59歳以下の女性 |
有効回答数 | 309人(30代103人 40代103人 50代103人) |
調査日時 | 2011年11月3日~4日 |
調査機関 | 株式会社マクロミル |
30~50代の女性が、「最も魅力的であった」と思う年代として最も多く挙げられた年代は「20代後半」続いて「20代前半」でした。 |
女性が、自分が最も魅力であったと考える年代は25~29歳
30~50代の女性に、自分がもっとも魅力的であった(魅力的になると思う)年齢を尋ねたところ「20代後半」という答えが24.6%を占めました。続いて「20代前半」が22.3%。「30代後半」が18.8%となりました。
年代別にみると各年代を通して「20代後半」が強い支持を得ているものの、30代では「まだ最も魅力的だと思う年齢になっていない」と答えた方が11.7%。40代では13.6%が「40代前半」、9.7%が「40代後半」と答えました。
さらに50代では「50代前半」と答えた方が16.5%と多く、年齢と共に魅力的に変わる自分への期待や、現在の自分の年齢を肯定的に捉え、楽しむ女性が少なくないことが分かりました。
実際の年齢と比べて「どのように見られるか(実際)」と「どのように見られたいか(理想)」を尋ねたところ「どちらかといえば年下」・「年下」と答えた割合が(実際)で約6割強、(理想)で約7割強。一方「どちらかといえば年上」・「年上」の回答は(実際)で約1割弱、(理想)では回答数0という結果になりました。 |
10割の女性が「年上」として見られたくないと感じている
30代~50代の女性に、実年齢と比べて実際にどのように見られることが多いか(実際)、またどのように見られたいか(理想)を調査したところ、最も多かったのは「どちらかといえば年下」で、(実際)が36.6%、(理想)が46.9%。続いて「年下」という回答では、(実際)が30.7%、(理想)が27.2%となりました。現代女性は比較的、年齢より比較的若く見られるものの、理想としては見た目年齢よりさらに若く見られたいと思う方が多いようです。
なお、特に顕著であったのは、全年代を通して見た目の理想として「どちらかといえば年上」「年上」を選んだ方は、一人もいないという結果になりました。
実際に「実年齢を比べてどのように見られているか」を年代別で見ると、30代では「どちらかといえば年下」がと多く、「年下」「どちらかといえば年下」が27.2%で同率。
理想としても、「どちらかといえば年下」の割合が多いものの、「年下」「年齢相応」は同率となっています。
40代では、実際に「年下」に見られる女性が最も多く37.9%で、理想として「年下」に見られたいと思っていると答えた27.2%を大きく上回りました。
50代では40.8%の高い水準で実際に「どちらかといえば年下」に見られるという女性が多いのが特徴です。
現代の女性は40代を超えると、比較的若く見られることの多い傾向にあるようです。
あなたは、ご自身の外見に関して、老けたと感じる個所と、他人の外見に対して老けを感じる個所を伺いました。自身の場合は「白髪」が5割強で一位であったのに対し、他人の場合は「顔のしわ」が5割強で1位。自身で感じるポイントとして回答された「顔のしわ」との間に約2割の開きが見られました。 |
自分では気づきにくい老けのポイントは「顔のしわ」
自身の外見に関して老けを感じるポイントとしては、「白髪」がトップで52.8%。続いて体型が46.0%。さらに「顔の肌のたるみ」「顔のしわ」が31.7%で並びました。
これに対して、他人の見た目に関しては「顔のしわ」がトップで51.1%。続いて体型が43.4%、白髪が42.4%となりました。特に「顔のしわ」に関しては、自分自身より他人からのチェックの方が厳しくなるようです。
年代別では30代が最も老けを感じるところは「体型」で自身が58.3%、他人が50.5%。40代では、自身の老けを感じるポイントとして「白髪」が突出した65.0%。
一方他人に関してのチェックポイントは「白髪」が46.6%、「体型」が45.5%でほぼ同数。50代では、自身のチェックポイントとして「白髪」が多く54.4%を占めるものの、同様に「顔の肌のたるみ」38.8%や「老眼」33.0%が目立ちます。
他人に関しては、「顔のしわ」が最も多く5.05%。「首のしわ」の33.0%も他の年代を大きく上回っています。
30~50代の女性が美しいと感じる男女の有名人として、最も多く名が挙がったのは「吉永小百合さん」と「福山 雅治さん」でした。この他女性では「天海 祐希さん」「松嶋菜々子さん」、「黒木 瞳さん」、「小雪さん」。男性では「木村 拓哉さん」「Gacktさん」「向井 理さん」などの名前が挙げられました。 |
全年齢を通した美しい有名人の代表「吉永小 百合さん」と「福山 雅治さん」
全年代を通して美しい有名人として最も多く名前が挙がったのは女性では、「吉永小百合さん」7.4%、男性では「福山 雅治さん」10.6%。
女性2位からは「天海 祐希さん」5.5%、3位「松嶋 菜々子さん」5.1%、「黒木瞳さん」5.1%、「小雪さん」3.8%。
男性2位からは「木村 拓哉さん」7.4%、3位「GACKTさん」6.1%、4位「向井 理さん」6.1%、「チャン・グンソクさん」2.2%となりました。
年代別にみると30代では女性トップが「松嶋 菜々子さん」7.8%、2位が「井川 遥さん」6.8%、3位が「黒木 瞳さん」5.8%、「天海 祐希さん」5.8%、「綾瀬 はるかさん」5.8%の順。男性ではトップが「福山 雅治さん」11.6%、2位が「木村 拓哉さん」8.7%、3位が「Gacktさん」8.7%、4位が「向井 理さん」7.8%、「伊勢谷 友介さん」2.9%の順。
40代では女性トップが「黒木 瞳さん」6.8%、2位が「天海祐希さん」5.8%、3位が「鈴木 京香さん」4.9%、4位が「松嶋 菜々子さん」3.9%、「黒木 メイサさん」3.9%、「北川景子さん」3.9%の順。男性ではトップが「福山雅治さん」14.6%、2位が「Gacktさん」7.8%、3位が「木村 拓哉さん」5.8%、4位が「向井 理さん」2.9%、「岡田 将生さん」2.9%の順。
50代では女性トップが「吉永 小百合さん」17.4%、2位が「小雪さん」4.9%、「天海 祐希さん」4.9%、4位が「高島 礼子さん」3.9%、「松嶋 菜々子さん」43.9%の順。男性ではトップが「向井 理さん」7.8%、2位が「木村 拓哉さん」7.8%、3位が「福山 雅治さん」5.8%、4位が「郷 ひろみさん」4.9%、「チャン・グンソクさん」4.9%の順となりました。
女性では各年代を通して同年代の凛とした女性を理想として掲げる方が多く見られました。
また、上位男性の強い人気の中、「向井 理さん」「チャン・グンソクさん」といった、若手や韓流スターの名前が台頭しつつあるのも特徴的です。
30~50代の女性に日常生活において、美容に悪影響を与えていると思われることを伺ったところ、「紫外線」が8割強、続いて「運動不足」「睡眠不足」が挙げられました。 |
女性にとっての美の天敵は「紫外線」、「運動」「睡眠」も重要な要素として挙げられる
日常生活において、美容に悪影響を与える要素として全年代で考えられているのが「紫外線」81.2%、つづいて「睡眠不足」と「運動不足」がそれぞれ64.4%。これに続いて「人間関係のストレス」40.1%、「栄養バランスの悪い食事」が37.2%と続きました。
年代別にみると、30代では「紫外線」81.2%のほかに、「運動不足」74.8%や「不規則な生活」49.5%、「育児のストレス」32.0%が多く、各年代で最も悪影響を与える要素を多く揚げています。
40代では「紫外線」77.7%や「睡眠不足」66.0%・運動不足64.1%のほかに、ファーストフード28.2%、「夜遅くの食事」37.9%、「喫煙」37.9%と食生活、嗜好に関する回答が多くなっています。
50代でも「紫外線」81.6%、「睡眠不足」60.2%、「運動不足」54.4%は共通して高くなっていますが、他年齢と比べて悪影響を及ぼす要素を回答する数がかなり低い水準にあるという結果になりました。
女性に、美しさを保つために気をつけていることを尋ねたところ「紫外線を避ける」が1位、「保湿をしっかりと行う」と「食事の内容に気を使う」が2位と、毎日の生活習慣を守っていくことが、美しさを保つ秘訣として挙げられました。 |
美しさを保つ秘策は、「紫外線対策」「保湿」そして「食事」毎日の生活習慣がカギ
30~50代の女性に美しさを保つために気を付けていることを尋ねたところ、全年代を通して高かったのは設問5で美容に悪影響を与えるとして多くの回答を集めた「紫外線対策」47.2%。続いて「食事の内容に気を付ける」と「保湿をしっかり行う」が同率で45.3%と、身体の内外からの対策がバランスよく上位に並ぶ結果となりました。
年代別では30代では、美容・食事に対する意識が高く、また対策を行っている方法の数も多い傾向にあります。
上位は「食事の内容に気を使う」55.3%、「紫外線を避ける」50.5%のほか、「化粧をしっかりとする」47.6%、「タバコを吸わない」43.7%となりました。
40代は他の年代と比べると比較的、対策を行っている方が少なく「特に気を付けていることはない」が15.5%に上りました。上位では「紫外線を避ける」が38.8%、「保湿をしっかりと行う」が35.0%、「適度に身体を動かす」が32.0%といずれも3割台にとどまりました。
50代は他の年代と比べて、運動や生活習慣の改善に対する意識が高く「紫外線を避ける」52.4%のほかに、適度に身体を動かす43.7%、「姿勢に気をつける」41.7%、「規則正しい生活を行う」39.8%となりました。
設問6と関連して今後試してみたい美容法を伺ったところ、「ストレッチ・軽い運動」が4割弱で1位、「マッサージ」と「岩盤浴」が3割強の同率2位。続いて「ヨガ・ピラティス」が挙げられました。また本質問では、年代によって美容に対する大きな意識の差が見られています。 |
美容対策に「ストレッチ」「マッサージ」「岩盤浴」が根強い人気。「ヨガ・ピラティス」への関心も高まる
美しさを保つために、30~50代の女性が試したいと思っている美容法は、「ストレッチ・軽い運動」が38.2%で1位、続いて「マッサージ」と「岩盤浴」が30.1%で同率2位。続いて「ヨガ・ピラティス」29.4%が挙げられました。手軽に始められ、快適な美容方法に人気が集まっています。
年代別では、30代の女性は美容対策に対して意欲的であり、回答数が最も多く「ストレッチ・軽い運動」42.7%、「マッサージ」39.8%、「岩盤浴」37.9%、「ヨガ・ピラティス」29.4%のほか、「美顔器・スチーマー」36.9%、「健康食品・サプリメント」34.0%、「永久脱毛」33.0%などが並びました。
40代では上位34つのほかに「ピーリング」26.2%、「エステ・スパ」33.0%といった比較的早くに結果が見られる方法に人気が集まっています。
50代になると美容法への関心がやや低くなり「ストレッチ・軽い運動」35.9%、「健康食品・サプリメント」27.2%がみられるものの、「特に試してみたい美容法はない」が16.5%と高くなっています。
40代では「20~29歳」が31.1%。50代も同様に「20~29歳」が最も高く23.3%となりました。なお、現在の自分よりも若い時代が魅力的であったと考える割合としては30代が59.3%、40代が79.6%、50代では90.3%となっています。
設問6と関連して、美しさを保つために摂取してみたい健康食品(成分)があるかどうか尋ねたところ、1位「コラーゲン」・2位「コエンザイムQ10」・3位が「ヒアルロン酸」と美肌に関連する成分が上位を占める結果となりました。 |
美しさを保つため”に注目される健康食品・成分1位は「コラーゲン」
最も人気の高かったのは「コラーゲン」47.6%。続いて「ヒアルロン酸」33.7%。「コエンザイムQ10」32.0%、「ビタミンC」31.1%、「大豆イソフラボン」29.8%となりました。
美しさを保つためという設問からか、肌作り・美容を意識した成分・食品が高い人気を集めました。
年代別に見ると、30代ではやはり「コラーゲン」49.5%、「ヒアルロン酸」36.9%、「コエンザイムQ10」36.9%など多く、これに加えて「鉄分」36.9%、「乳酸菌」29.1%、「葉酸」25.2%など、身体に必要な成分を比較的多く選んでいる傾向が見られます。
40代では「コラーゲン」49.5%、「ヒアルロン酸」35.0%、「コエンザイムQ10」30.1%に加え「鉄分」35.0%、「黒酢」27.2%が目立ちました。
50代になると、全体的に摂取したい(摂取している)健康食品・成分の回答数は少なくなるもののやはり「コラーゲン」43.7%。「ヒアルロン酸」29.1%、「コエンザイムQ10」29.1%な度は高い水準にあります。
また50代では「鉄分」16.5%、「葉酸」9.7%の回答数が全年代を通して最も少なくなっています。現代女性は、年代に合わせて自分に必要な栄養素をある程度理解し、選んでいることが分かります。
30~50代の女性に、現在自身の美容のために使っている1月あたりのお金の額を伺ったところ「2000~3000円未満」が1位。続いて「1000円未満」「1000~2000円未満」という回答となりました。 |
美容のために使えるお金は2000~3000円、1000円以下という消極派も多数
ひと月に美容に関する事柄のために使用する金額として最も回答の多かったのは「2000円~3000円未満」という回答。続いて「1000円未満」が18.4%、「1000円~2000円未満」が16.5%と続きました。現代女性の傾向としては、なるべくお金をかけずに綺麗になりたいと思う方が多いようです。
年代別にみると、30代では「1000円~2000円未満」が最も高く25.2%。40代では「1000円未満」が最も高く26.2%で、同様に4位の「5000~15000円未満」も最も少なく12.6%。
50代では「2000~3000円未満」が最も多く24.3%、4位の「5000~15000円未満」は最も多く16.5%となりました。
設問9に関連して、今後よりよい美容法があれば美容に投資する金額を増やしたいと思うかと尋ねたところ、「投資する金額を増やしてもよい」との回答は1割を割り込み、「どちらともいえない」という回答が半数を占めるという、消極的な傾向が見られました。 |
女性の美容に対する投資傾向は「現状維持」もしくは「消極的増額」
設問9と関連して今後、よりよい美容法があれば美容に使う投資を増やしてもよいかという問いに関しては、1位が「どちらともいえない」が51.1%。2位が「どちらかといえば投資する金額を増やしてもよい」35.0%。3位が「どちらかといえば投資する金額を減らしたい」6.1%となりました。美容に対する費用投資に関しては、美容法の利点などをしっかりと見極め、慎重な判断を取っている女性が多いことが分かります。
年代別では30代が「どちらともいえない」における回答者数が全年代の中で最も低く45.6%。一方で「どちらかといえば投資する金額を増やしてもよい」38.8%。3位が「どちらかといえば投資する金額を減らしたい」10.7%も各年代と比べて高くなっており、やや投資に関して行動を起こしやすい傾向にあると言えそうです。
40代では、「どちらともいえない」の回答者が全年代の中で最も多く56.3%、「どちらかといえば投資する金額を増やしてもよい」が最も低く28.2%となり、年代の中ではやや行動を起こしにくい傾向にあるようです。
また、50代では「投資する金額を増やしてもよい」が他の年代と比べてやや高く5.8%となりました。
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例)参照:サン・クロレラ研究サイト『こちら調査室』
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