2012/04/27
Vol.4
女性の多くが悩む便秘や、男性に多いとされる下痢。こうした排せつの悩みは、なかなか相談しにくいこともあり、正しい改善策が分からず慢性的に悩まされているという方もいるのではないでしょうか。
しかし、慢性化することで痔やアレルギー、時には大腸がんといった病気の引き金になることもある、便秘や下痢といった排せつのトラブルはできれば早い段階で解決したいもの。またこうしたお通じのトラブルは、毎日の食生活や対外的なストレスに起因することも多いといいます。
サン・クロレラではこうした背景から、10代~80代までの男女1,030人に対して「お通じに関するアンケート」を実施。それぞれの年代のお通じの状態や、心がけている改善方法を調査しました。 ※なお本調査は、インターネット調査会社のマクロミルに委託し実施されたものです。 |
調査方法 | インターネットリサーチ |
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調査地域 | 全国 |
調査対象 | 15歳以上の男女 |
有効回答数 | 1030人 (10~20代:男性103人/女性103人 30代:男性103人/女性103人 40代:男性103人/女性103人 50代:男性103人/女性103人 60代以上:男性103人/女性103人) |
調査日時 | 2012年3月29日~30日 |
調査機関 | 株式会社マクロミル |
10~80代までの男女に、普段のお通じの回数を尋ねたところ、約5割が1日1回程度のお通じがあると回答。さらに、2割強が1日2~3回、2割弱が2日に1回程度のお通じがあると回答しました。 |
お通じの基本は1日1回。
若い男性は1日1回以上のお通じ、30代~40代の女性の2割以上が2日以上お通じなしの場合も。 10~80代の男女に、お通じの回数を尋ねたところ、51.3%が「1日回程度」のお通じがあると答えました。続いて、「1日2-3回程度」が19.5%、「2日に1回程度」が15.7%という結果になりました。
男女別でみると、「1日1回程度」のお通じがあると答えた割合は、男性51.5%、女性51.5%とほぼ同数。しかし、「1日2回程度」では、男性28.9%に対して女性10.3%。「2日に1回程度」では、女性が21.2%に対して男性が10.3%と明らかに女性よりも男性のお通じの回数が多いことが分かります。
また、年代別では「1日2-3回」のお通じがあると答えたのは、全年代を通して男性の方が多く特に、15~29歳で35.9%、30~39歳で28.2%と若年層に顕著な傾向が現れました。一方、「2回1回程度」、と答えたのは30―39歳女性が最も多く26.2%、続いて15-29歳女性が25.2%、また「3日に1回程度」との回答も、30―39歳女性が最も多く18.4%となりました。
あなたの普段のお通じの回数について最も近いものをお知らせください。
お通じの回数と共に、下痢や便秘などお通じの状態について尋ねたところ、男女の平均では3割が快便であると回答。その一方で女性のみの場合は、5割以上が便秘気味であると回答しています。 |
女性の5割以上が便秘気味だと感じている。
10~80代の男女に普段のお通じの状態を尋ねたところ、31.7%が「特に気にならない(快便)」と回答しました。しかし、10代から50代までの女性のうち、「たまに便秘になる」「よく便秘になる」の回答者の合計はそれぞれ5割を超えました。「たまに下痢になる」「よく下痢になる」の回答では、男性が上位の数値を占めるなど、女性に便秘気味の方が多く、男性には下痢気味の方が多いという傾向が見てとれます。また、男女ともに60代以上では「特に気にならない(快便)」と答える方が、他年代と比べて高い傾向が見られました。
1日1回のお通じでも、便秘であると感じることがある。
Q.1、Q.2に付随して、Q2で「特に気にならない(快便)」と答えた方、「よく便秘になる」と答えた方のお通じの回数を比較しました。「特に気にならない(快便)」と答えた方のお通じの回数は、「1日1回程度」が66.7%。「2日に1回程度」以上の全回答は、10.7%と低い水準に留まりました。一方で「よく便秘になる」と答えた方のお通じの回数は、「3日に1回」程度が最も多く33.1%。続いて「2日に1回程度が26.1%」。しかし、「よく便秘になる」と答えた方の15.5%が「1日に1回程度」のお通じがあると答えており、必ずしも「1日1回のお通じ」があっても快便とは感じられないケースがあるようです。
特に気にならない(快便)と答えた方のお通じの回数。
よく便秘になると答えた男女のお通じの回数。
10~80代の男女に便秘改善の方法について尋ねたところ、全体の9割以上が具体的な改善方法を知っている、あるいは実践していると回答。男性よりも女性が積極的に便秘改善のための努力を行っていることが分かりました。 |
食による便秘の解消法が人気。9割以上が自分自身の便秘改善方法を持っている。
10-80代の男女に便秘の改善方法として、「知っているもの」、「効果があると思うもの」、「行ったことがあるもの」「現在行っているもの」を伺ったところ、「知っているもの」としては「ヨーグルトや乳酸菌を摂る」の73.3%、続いて「野菜や果物を多く摂る」の69.7%、「水分を摂る」の69.2%。 「効果があると思うもの」では、「ヨーグルトや乳酸菌を摂る」の59.2%、続いて「野菜や果物を多く摂る」の54.0%、「水分を摂る」の49.1%。「行ったことがあるもの」では「ヨーグルトや乳酸菌を摂る」の54.2%、続いて「水分を摂る」の44.4%、「野菜や果物を多く摂る」の44.1%。「現在行っているもの」では、「ヨーグルトや乳酸菌を摂る」の36.9%、続いて「水分を摂る」の29.7%、「野菜や果物を多く摂る」の29.4%が続きました。
「知っているもの」、「効果があると思うもの」と「行ったことがあるもの」「現在行っているもの」を比較した際に、それぞれ人気が高いものとしては、1 位.ヨーグルト/乳酸菌を摂る、2 位.野菜や果物を摂る、3 位.水分を摂る、4 位.運動、5 位.医薬品の順となりました。しかし、「知っている」「効果がある」という回答が多かったものの「行ったことがある」「現在行っている」の割合が少なかったものとしては「医薬品を飲む」が挙げられました。身近な食生活や運動などの習慣から改善を図ろうと考える方が多く、医薬品など対処的な方法は比較的避けられる傾向にあるようです。また、男女別の傾向としては「知っているもの」、「効果があると思うもの」、「行ったことがあるもの」「現在行っているもの」の調査すべてにおいて女性の回答数が圧倒的に多くなり、女性の便秘改善にかける意欲が見られました。
便秘の改善について、
知っているものをお答えください。(それぞれいくつでも)
便秘の改善について、
効果のあると思うものをお答えください。(それぞれいくつでも)
便秘の改善について、
行ったことがあるものをお答えください。(それぞれいくつでも)
便秘の改善について、
現在行っているものをお答えください。(それぞれいくつでも)
10~80代の男女に対して、一日の中でのお通じのタイミングを尋ねたところ、最も回答数が多かったのは朝食後で約5割。また男女別、年代別で大きな差が表れそれぞれの年代による生活習慣のお通じのタイミングへの影響を伺わせる調査結果となりました。 |
お通じのタイミングとして最も多いのは、朝食前後
お通じのタイミングとして最も多く挙げられたのは、「朝食後」で47.4%。続いて、「起床時」19.9%、さらに「午前中」の17.9%となりました。
年代別でみた場合に、特に顕著な傾向が表れたのが10代男性、他の年代と比べて「昼食後」「午後」「夕方」「夕食後」が高い数値となっています。この傾向の解釈としては、朝食を抜いていることが考えられます。
よく便秘になると答えた男女のお通じのタイミング
お通じを習慣化できていないことが、便秘を感じるポイント??
Q2においてお通じの状態を「特に気にならない(快便)」と答えた方と、「よく便秘になる」と答えた方の間での、お通じのタイミングの相関を見てみると、「特に気にならない(快便)」と答えた方のお通じのタイミングは「朝食後」が49.2%、起床時が27.2%と朝食の前後で8割近くを占めていることが分かります。
その一方で「よく便秘になる」と回答された方の35.2%がお通じのタイミングが「決まっていない」と答えました。こうしたことから、お通じのタイミングが習慣化できている方の方が、快便であると感じる傾向が高いということができます。
また前述の10代―20代の男性のケースも含めてみると、快便へ向けたお通じの改善の鍵は、朝食をしっかりとること、朝の排便習慣をしっかりと身に付けることにあると言えそうです。
特に気にならない(快便)と答えた男女のお通じのタイミング。
よく便秘になると答えた男女のお通じのタイミング
アンケートの対象者1030名にあなたにとっての快便とはどういうことかを尋ねたところ、100名以上が「決まった時間に出ること」、70名近くが同じ時間に出ること、そして40名近くが「バナナ状」の排せつがあること、と回答しました。 |
お通じの理想形は、「1日1回」「決まった時間」に出ること、そして「バナナ状」??
アンケートの対象者に、「あなたにとって快便とはどのようなものですか?」という問いのもと、自由に回答を行っていただいたところ、「決まった時間に出る、いつも同じ時刻に出る」といった内容の回答が102件(女性62件 男性40件)。さらに回数としては「1日1回」というものが68件(女性41件 男性27件)。また、排泄物の形状を「バナナ状」と答えた方も42件(女性30件 男性12件)に登りました。
このほか、「排便に時間がかからないこと」という内容も48件(女性28件 男性20件)、「腹痛や排せつ時に痛みを伴わないこと」が32件(女性23件 男性9件)となりました。
こうしたことから、『「1日1回」、「決まった時間」に「バナナ状」の排せつ物が、「短時間」で出て、しかも痛みを伴わないこと』というのが、理想的な「快便」についての共通した認識となるかもしれません。実際に、アンケート中でも、「トイレに入ってる時間が長いときは損をした気分です。2~3分でトイレから出られたときはスッキリといい感じ(60代女性)」「スポン!と気持ちよく出る。きれがいいので、紙で拭いてもほとんどつかない。短時間で済むもの(40代男性)」など。具体的な“快便”スタイルを持っている方も多いようです。またその反面「一生かなわないもの(40代女性)」など、大きな悩みを持っている方もいらっしゃいました。
【あなたにとって快便とは】
また、快便であることを「健康の目安/バロメーター/健康に良いもの」であるという回答も31件(女性19件 男性12件)と多く、特に女性においては、お通じが「健康であるかどうかの目安」であるという認識も、共通して持たれているようです。
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