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健康素材の研究レポート 一覧

サン・クロレラ研究開発部が健康素材の試験や分析した結果を報告しています。

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【学術情報】

(株)サン・クロレラ研究開発部

「クロレラのメタボリックシンドロームへの効果を確認」研究成果を81回日本薬理学会年会にて発表

2008年08月

近年日本では、肥満、高血糖、高脂血症、高血圧など複数の疾病を合併するメタボリックシンドロームが社会問題となっています。健康食品の中で食経験の豊富なクロレラは、高脂血症、高血圧、糖尿病へ有用であることが報告されています。我々も先の臨床試験(クロレラ飲用に伴う遺伝子発現解析:生活習慣病予備群と健常者群の比較解析)で、クロレラの飲用により体脂肪率、血糖値、総コレステロール値が改善されること及び遺伝子発現解析の結果からインシュリンシグナルパスウエイが活性化されインスリン抵抗性が改善されることを確認し、クロレラがメタボリックシンドロームに有効である可能性を示唆してきました。
今回、新たに、クロレラの飲用により血圧の上昇抑制、血清アディポネクチンの増加、PPAR-α及びUCP-1発現量の亢進など脂肪酸の分解及びエネルギー消費の促進作用を確認いたしましたのでご報告いたします。

研究目的
クロレラのメタボリックシンドロームに対する改善効果および作用メカニズムの解明のため、遺伝的に肥満並びに肥満に関連する疾患を発症する自然発症肥満マウス(ob/obマウス)を用いた検討を実施しました。
実験方法
正常マウスに通常飼料を供与した群、肥満マウスに通常飼料を供与した群、肥満マウスにクロレラを5%配合した飼料を供与した群を設定し、8週間飼育し、体重、血圧、血液生化学検査、尿検査、臓器重量、肝臓中のPPAR-α発現量、褐色脂肪組織のUCP-1発現量などの測定を実施しました。
 結   果
クロレラ摂取により、体重及び内臓脂肪重量に変化は認められなかったものの、血清コレステロールの低下、インスリン感受性の改善、血圧の上昇抑制が認めらました。また、血清アディポネクチンの増加、PPAR-α及びUCP-1発現量の亢進が認められたことから、脂肪酸の分解及びエネルギー消費を促進した可能性が考えらました。
以上の結果から、クロレラのメタボリックシンドロームに対する改善効果が確認されました。

 

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 詳   細 

タイトル:
クロレラの自然発症肥満マウスを用いた抗肥満作用に関する検討(Effect of Chlorella on the metabolic syndrome using spontaneously obese mice.)
著  者:
増澤 徹1)、溝口 亨2)、山崎 則之1)
所  属:
1)(株)新薬開発研究所、2)(株)サン・クロレラ

PDF版 198KB

※この情報は、学術雑誌や学会において発表された内容の掲載であり、商品の販売促進を目的とするものではありません。

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