【学術情報】
(株)サン・クロレラ研究開発部
Advances in Dentistry & Oral Health, Vol.15, 2022 に掲載
ASH群においては、Cont群と比較して局所炎症の程度を示す24および48時間後における耳介腫脹量(耳介の厚さ)が有意に低下しました(図1) 。また、図1に示した写真のとおり炎症の程度を示す耳介の赤味がCont 群と比較してASH群において軽度であり、炎症が抑制されていることが分かります。
2 ) 耳介の組織学的評価について
耳介の組織をヘマトキシリン・エオシン染色して観察したところ、ASH群ではCont群と比較して、組織へのリンパ球など慢性炎症性細胞の浸潤が減少し、皮下浮腫が抑制されていました(図2) 。
3 ) 血清中の炎症性サイトカイン濃度について
血清中の炎症性サイトカイン濃度を比較すると、IL-6はCont群で82.7pg/mL、ASH群で53.7pg/mLとASH群で約65%に低下し、TNF-αは、Cont群で16.9pg/mL、ASH群で12.6pg/mLとASH群で約75%に低下していました(図3) 。
本研究の結果から、エゾウコギは金属アレルギーの予防や治療に有用である可能性が示されました。
詳 細
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