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健康問題コラム『健康ウォッチ』

こちら調査室との連動企画。さまざまな健康問題を女性ライターが鋭く斬る

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2011/09/28

油断大敵! ぽっこりお腹は命の危険信号!?

油断大敵! ぽっこりお腹は命の危険信号!?

約4割もの男性が、20歳から10kg以上太っている!

生まれてこのかた地元を離れたことがない私は、普段バッタリと、久しぶりに同級生に会ったり、見かけたりすることがよくあります。

p_2_01 「わ〜なつかしい!」と思うと同時に、ついつい目が行ってしまうのが、旧友のぽっこりと出たお腹。「高校生の時は、あんなにスラッとしていた彼だったのに…」。正直、ちょっぴり、いや、とても残念な気持ちになってしまいますが、『こちら調査室』の調査によると、約4割もの男性が「20歳の時から10kg以上太っている」とのこと。30代、40代になってお腹が出てきてしまう、いわゆる中年太りは、どうにも仕方のないことなのかもしれません。
ただ、お腹に内臓脂肪がたまりすぎると「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」に陥ることもあり、注意が必要です。

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男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボ&メタボ予備軍!

内臓脂肪とは、内臓の周りや腹筋の内側などにつく脂肪のこと。
ちなみに、お腹の皮膚の内側につくのは皮下脂肪で、内臓脂肪とは別のものです。

内臓脂肪がたまりやすいのは、女性よりも男性のほうだと言われます。内臓脂肪の蓄積をみる場合は、腹囲(おへそ周り)のサイズに注目します。

おへその高さに巻尺を巻いて測り、男性なら85cm以上、女性なら90cm以上で黄信号です。内臓脂肪が蓄積すると、脂質異常、高血圧、高血糖につながりやすく、これらのいずれか2つがあてはまれば赤信号で、メタボリックシンドロームと診断されます。

内臓脂肪の蓄積に加えて、以下の2つ以上の項目があてはまるとメタボリックシンドロームと診断されます。

メタボリックシンドロームは動脈硬化を引き起こしやすく、脳卒中や心臓病、糖尿病など、命にかかわる病気になるリスクが高くなり、とても危険な状態です。お腹のぽっこりが気になりだしたら、すぐにメタボ予防を始めましょう!

『こちら調査室』の調査では、「メタボリックの名前を聞いたことがない」という人はゼロに近いのですが、「名前を聞いた程度」という人が約4割にも達しました。メタボリックシンドロームの本当のおそろしさを知らずに、予防や改善対策を怠る人が多くいるとすれば、それもまた非常に危険です。平成18年の国民健康・栄養調査(厚生労働省)によると、メタボリックシンドロームが強く疑われる人と予備軍と考えられる人を合わせた割合は、40歳〜74歳でみると、前者が約960万人、後者が約980万人。その数は男性の2人に1人、女性の5人に1人に相当します。今一度、自分のメタボ状況をチェックしてみませんか? 私たち一人ひとりが正しい知識を持ち、予防や改善に努める必要がありそうです。

このような状況を受けて、2008年(平成20年)4月から、特定健康診査・特定保険指導(メタボ健診)がスタートしました。この制度は、医療保険者に対して、その加入者を対象にメタボリックシンドロームに着目した健診・保健指導の実施を義務づけたもので、40〜74歳の医療保険加入者(健康保険の場合、被扶養者を含む)に対して実施されます。つまり、医療保険を受けている私たちにも、メタボ健診を受け、予防に努める義務があるというわけです。

メタボリックシンドロームはいわゆる生活習慣病(食生活、運動不足などによる肥満が起因し、動脈硬化を引き起こす疾患の総称)で、予防には、本人の普段からの意識や心がけが重要になります。
日本における死因別死亡割合では、生活習慣病が全体の3分の2以上を占めているそうです。おそろしいデータですが、生活習慣病は悪性疾患とは違い、予防が可能。今日から少しずつでも、予防を意識していきたいものです。

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メタボの予防・改善には、食事と運動がポイント

歳を重ねるごとに基礎代謝(エネルギー代謝)が低下してしまうので、10代の若い頃よりも内臓脂肪がたまりやすくなるのは、誰でも仕方のないこと。その分を、食事や運動などの工夫でカバーしていくことが大切です。

食事の面では、1日3食、規則正しく食べることがポイント。特に脂肪分の摂り過ぎに注意し、栄養とカロリーのバランスがよいメニューを心がけましょう。

基礎代謝や運動によるエネルギー消費量よりも多くカロリーを摂取しつづけると、それが内臓脂肪となってどんどん蓄積されてしまいます。適度な運動で身体機能を活性化させ、消費エネルギーを増やすのも肝心。運動をすると筋肉が鍛えられ、基礎代謝がアップするというメリットもあります。世界保健機関(WHO)の発表によると、日本(2008年)の死者全体の約8割が非伝染性疾患(糖尿病、がん等)によるもので、その要因とみられているのが、15歳以上の約65%が「運動不足」となっていることだそうです。
また、生活習慣病の予防、改善には、動脈硬化を進行させる危険がある喫煙を控えたほうがよいとも言われています。これらの対策だけでは追いつかず、糖尿病、高血圧症、高脂血症にすでになってしまっている場合は、薬によるコントロールが必要です。

しかし、あくまでも薬は最後の手段。生活習慣を見直すことによる早期の予防・改善で、事態が深刻になるのを避けたいものです。日本の国民医療費は増加の一途をたどっていて、その約3分の1を生活習慣病が占めているとか。医療費の削減のためにも、私たち一人ひとりが「自分の体は自分で守る」ことを心がけていきたいものですね。

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クロレラで栄養面のサポートを

『こちら調査室』の意識調査を見ても、メタボリック対策として食生活の改善やウォーキングなどの運動を取り入れている方が多くいます。そんな生活にクロレラを取り入れてみてはいかがでしょうか? クロレラは、化学的に抽出・精製された単一の成分から成るサプリメントとは違い、ふだんの食事で不足しがちなビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含む健康食品で毎日の食生活の栄養バランスをサポートします。

ライター : 南条 冴子

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