「クロレラの女性慢性膀胱炎患者の尿路感染症予防効果と排尿パラメーターに対する影響」を第24回日本排尿機能学会シンポジウム(2017)にて発表しました | 研究レポート

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【学術情報】

(株)サン・クロレラ研究開発部

「クロレラの女性慢性膀胱炎患者の尿路感染症予防効果と排尿パラメーターに対する影響」を第24回日本排尿機能学会シンポジウム(2017)にて発表しました

第24回日本排尿機能学会(2017) にて発表

研究目的
クロレラには、これまでストレス負荷時の免疫機能の低下抑制やC型肝炎ウイルス持続感染患者を対象とした試験でHCVウイルス量や肝機能の指標であるGOTおよびGPTが低下する等、免疫賦活作用や抗炎症作用に関する数多くの報告があり、免疫力の低下等が原因で感染を繰り返す慢性膀胱炎の予防にも効果が期待されることから、慢性膀胱炎患者を対象とした介入試験により検証しました。
試験方法
過去1年間に尿路感染を複数回(抗菌薬による治療を5回以上)繰り返し、尿路結石や悪性腫瘍等の合併症がない慢性膀胱炎の女性患者10名を被験者としました。クロレラ1日6g(30錠)を12週間飲用していただき、飲用前後で、尿路感染の発生頻度、抗菌剤の投与量を比較し、さらに、下部尿路症状のパラメータとして、飲用前(0週)、飲用4週、8週および12週に国際前立腺症状スコア(IPSS)1)過活動膀胱症状スコア(OABSS)2)間質性膀胱炎症状・問題スコア(ICSI・ICPI)3)、排尿回数、残尿量を測定しました。
 結   果
尿路感染の発症頻度は、飲用前7.2回/年が飲用期間中0.5回/3ヶ月、抗菌剤投与日数は、飲用前11.9日/3ヶ月が飲用期間中3.1日/3ヶ月と顕著に低下しました(図1)。また、IPSSスコア、IPSS-QOLスコアおよびICPIスコアは、飲用前との比較で飲用8週および12週で有意に低下しました(図2)。さらに、OABSSスコアについても、低下傾向が認められました。これらの結果から、クロレラの飲用により、慢性膀胱炎の女性患者において、尿路感染症の再発予防効果が認められ、さらにIPSSスコア等の排尿パラメータにも改善が見られたことから、クロレラは慢性膀胱炎患者に有用な食品である可能性が示されました。

用語説明

*1:国際前立腺症状スコア(IPSS)
男性、女性を問わず残尿感、頻尿等の下部尿路症状を調査するための質問票。スコアが高いほど重症を示す。
*2:過活動膀胱症状スコア(OABSS)
頻尿等の過活動膀胱症状を調査するための質問票。スコアが高いほど重症を示す。
*3:間質性膀胱炎症状・問題スコア(ICSI・ICPI)
間質性膀胱炎の症状や困窮度を調査するための質問票。スコアが高いほど重症を示す。

 詳   細 

学  会:
第24回日本排尿機能学会(2017)
タイトル:
「クロレラの女性慢性膀胱炎患者の尿路感染症予防効果と排尿パラメーターに対する影響」を第24回日本排尿機能学会シンポジウム(2017)にて発表しました
著  者:
影山慎二1、佐々木美晴1、伊藤由彦2、春野明弘2、山田静雄2
所  属:
1かげやま医院、2静岡県立大学薬食研究推進センター

PDF版 295KB

※この情報は、学術雑誌や学会において発表された内容の掲載であり、商品の販売促進を目的とするものではありません。

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