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2009-05-29

日本の悪性腫瘍の現状-疫学と統計

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1)日本におけるガンの疫学

日本において、悪性腫瘍(悪性新生物)は1981年以後死亡原因の1位で、現在日本人の3人に1人はガンで死亡し、さらに増加傾向にあります。厚生労働省によると、現在生存している日本人の約300万人がガンの既往歴を有し、毎年60万人の新たなガン患者が診断されると推測されます。2007年には、33.6万人がガン疾患で死亡しており、これは交通事故年間死亡者数の約40倍になります。

日本では、ガンになる生涯危険(生涯にガンになる確率)は、男性では2人に1人、女性では3人に1人で、日本におけるガン死亡率増加の主な原因は、大腸ガンと肺ガンの顕著な増加です。2006年の厚生労働省のガン罹患数統計でトップ3は、男性では肺、胃、肝臓、女性では肺、胃、大腸であり、全体では肺、胃、大腸の順となっています。

日本では、ガンと診断された患者の約60%は65歳以上で、ガン発病の危険率は65歳未満の約10倍高くなっています。しかも、2006年度の統計では65歳未満において自殺と不慮の事故による死因を除くと、ガンによる死亡が5歳以上90歳未満ですべて第1位となってしまいます。

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2)女性ガンの疫学

2006年度日本における女性ガン(乳ガン・子宮頚ガン・子宮体ガン・卵巣ガン)の年間死亡数は約2万人で、乳ガン1.1万人、子宮ガン(子宮頚ガン・子宮体ガン)5000人強、卵巣ガン5000人弱となっています。現在、女性の約50人に2人が女性ガンで死亡しており、女性ガンの生涯危険率(生涯にガンになる確率)は約15人に1人です。女性ガンでは乳ガン・卵巣ガンの死亡率が年々高まっています。

1 乳ガン
現在、日本人女性は毎年約4万人が乳ガンを発症し、死亡者は1万人以上に達しています。これは食生活の欧米化などが原因として考えられ、生涯では日本人女性の約27人に1人が、米国女性の約8人に1人が乳ガンを発病しています。

2 子宮頸ガン
子宮頸ガンの発生には、性行為によって感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)が関与し、性体験の若年化にともない20歳代・30歳代の頸ガンが増加し、39歳以下では女性のガンの発生第1位は子宮頸ガンです。

3 子宮体ガン
食生活の欧米化にともない、日本では子宮体ガンの増加がみられ、体ガン患者数は30年前の6倍以上に増え、頸ガンと体ガン患者数はほぼ同数になっています。また、49歳以下(閉経前)の体ガン患者数も増えています。米国では、体ガン患者数は頸ガンを上まわり、全子宮ガンの約7割が体ガンです。

4 卵巣ガン
卵巣ガンはここ30年で3倍以上増え、死亡者数も年間5000人に迫り、乳ガン・子宮体ガンとともに大きな問題です。初経の若年化・出産回数の減少にともない、女性の生涯排卵回数が増加し、ガンの発生場所となる上皮組織の増殖機会が増えたことが、卵巣ガン増加の主な原因と考えられます。

また、子宮筋腫や子宮内膜症も増加し、最近一部の卵巣ガン(明細胞ガン・類内膜腺ガン)は子宮内膜症から発生することが判明し、卵巣に発症した子宮内膜症は注意して経過観察する必要があります。

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