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2012-01-12

生活習慣病は自分で治せる

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豊かで便利になった日常生活を背景に、生活習慣病が急増しています。特にシニア世代の方に多く、通院や投薬で治療を受けている人も少なくありません。生活習慣病を治し、健康で充実した日々を送るためにはどんなことが必要でしょうか。「e‐クリニック」を主宰し医療情報や健康情報を発信している岡本裕医師にお話を聞きました。

過去の悪い生活習慣が、引き起こす病気

next_yodo初校03 生活習慣病とは、食、運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群のことをいいます。

生活習慣病はシニアが最もかかりやすい病気の一つで、若いころから続けてきた悪い生活習慣が、20年、30年後になって高血圧、糖尿、脂質異常、肥満などの症状となって現れてくるものです。また、ひざや腰、肩などの関節の痛みを訴える運動器症候群も、50歳を超えると一気に増えます。

こうした症状が現れると、病院へ行って診察を受けて薬を処方してもらうという人がほとんどではないでしょうか。そして、医者に言われるままに延々と薬を服用し続けてしまう……。でもちょっと考えてみてください。

薬は血圧や血糖値を下げたり、痛みを和らげたりする対症療法です。根本の原因である生活習慣を改めない限り、決して病気は治らないのです。また、薬の副作用や自己治癒力の低下も避けられません。体のためには、安易に薬に頼りすぎない、連用しないことが大切だと思います。

食事と運動に気を配り、ストレスをためない

血圧、糖尿病、頭痛などの慢性的な生活習慣病のほとんどは、自己治癒力を高めることで治せるものが多いのです。自己治癒力を鍛えるには、食事に気をつけ、適度な運動を行い、ストレスの回避に努めることです。なかでも食事はキーポイント。脂肪分や塩分を極力控えて、加工食品はなるべく避けること。神経質になることはありませんが、出来合いの物は買わない、地産地消を心がけて和食を中心にすることなどで食事はかなり是正されます。

現代人の食事は、カロリーが高いわりに必要な栄養分がきちんと摂取できていない傾向にあります。野菜や果物、海藻、きのこ類などはたっぷり摂りたいものです。しかし、最近の食材は栄養価が低下していることもあって、日々の食事だけでは十分な栄養を摂ることができません。手間や食材費などを考えると、天然のサプリメントを活用した方が現実的です。

近年は多くの方がサプリメントを利用されるようになりましたが、みなさんは、サプリメントが大きく2種類に分けられることをご存じでしょうか。もともと体内にあるか、食材として普段摂取しているビタミン、ミネラル、ファイトケミカルなどの成分を含む「ベースサプリメント」と、フコイダンやプロポリスなどもともとは体内に存在しない成分から成る「アクティブサプリメント」に分けられます。市販の多くのサプリメントがアクティブサプリメントに該当しますが、ベースサプリメントで体内に必要不可欠な栄養素を充分摂取した上でなければ、その効果を得ることができません。

40歳を超えると、体内の抗酸化能力や腸内免疫能力が低下するので、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカル、必須脂肪酸、プロバイオティクスなどは積極的に摂りたいもの。その栄養素を摂取するベースサプリメントには、ビタミンなどが吸収され体内で働く場合に必要な超微量成分(その多くは植物栄養素とも呼ばれるファイトケミカル)が含まれている天然由来のサプリメントを選ぶのが良いでしょう。

運動は、あまり無理をしすぎないこと。ウオーキングは2日に1度、6000歩を目安で十分です。壁に両手を押し付けるなどの簡単なストレッチ運動を、1日に1~2分でもいいので続けてやる。そして趣味を持ち、友人と会って話すなどして、ストレスをうまく回避し、免疫力を高めることを心がけましょう。生活習慣病を治し、健康で長生きするためには、日々の悪い生活習慣を見直して、できることから改善に取り組みたいものです。(談)

 

「朝日新聞アスパラ ネクストエイジ2011冬号」掲載より

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